ルアー

【インプレ】ジャクソンのエディは渓流ルアーではマイナーだけどよく釣れる!【レビュー】

Jackson(ジャクソン)と言えばメテオーラという渓流用ミノーが爆売れしている、いま乗りに乗ってるメーカーですね。

そんなイケイケドンドンなJacksonさんですが一風変わったルアーも多く作っていて、今回ご紹介するEddy(エディ)も、そんなルアーの一つです。

ぶっちゃけ、Google先生に聞いてもほとんどレビューが出てこないし、メーカーの紹介ページもあっさりしすぎてるし、あんまり情報が無いんですよね。

メーカーの紹介ページの文章も

「スピナーの最大の欠点は、ボディやシャフトの回転に伴う糸ヨレである。この欠点を解消するために、このスピナーのボディはスピナーの持つアピール力を高めながらもボディの回転を抑えるように設計されています。」

という一文だけ…扱い酷くないですか?

今回は、そんな不遇だけどもよく釣れるEddyについて詳しくご紹介したいと思います。

エディ(Eddy)ってどんなルアー?

エディはいわゆる「スピナー」に分類されるルアーです。

スピナーはウエイトとブレード部分に分かれていて、このブレード部分が回転することで魚にアピールするルアーですね。

一般的なスピナーの場合、ウエイト部分は涙型や丸形といった、魚とは似ても似つかないフォルムのことが多いのですが、その中にあって魚っぽい形に似せているのは特徴があります。

似たようなルアーに、スミス(SMITH)の「ニアキス」というルアーがあります。


※メーカーホームページより

というか、この2つぐらいじゃないかな、ウエイトが魚型のスピナーって(^_^;

エディの動き

普通のスピナーの場合、ウエイトが丸っぽい形をしていることが多いので、ルアーに表裏などはありません。

それに対してエディはウエイトの断面が三角形になっており、画像に写っている面が下に向くように泳ぐようにできています。

ちなみに、ブレードの回転は普通ですかね。スミスのARスピナーみたいな高回転タイプでは無いです。

泳ぐ姿はYoutubeに公式動画がアップされているので、こちらを御覧ください。

エディの特長

ウエイトが魚型をしているのもそうですが、そのウエイトがシャフトに固定されているというのもスピナーとしては珍しいと思います。

そのため、ルアーは常に一方向を向いて泳ぐので、一般的なスピナーに比べて糸ヨレとかは発生しにくくなっています。

また、常に一方向を向くので、フックをシングルに変更した時にフックの方向を固定しやすく、根掛かりしにくくするカスタムがやりやすいというのも他に無い特徴ですね。

エディの使い方

JacksonフィールドテスターのRIKIさんが動画で紹介していますが、エディは瀬に強く、またキャスト方向としてはクロスが良いとのことでした。

流れのあるところでアップでキャストした場合、かなり早く引いてこないとブレードが回らないので、アップで使う場合は流れが緩やかなところに限られるかと思います。

活性が高く、瀬にも魚が入ってきている初夏などに活躍するルアーです。

エディのいいところ

・よく飛ぶ

ウエイトが細身で空気抵抗が少ないため、一般的なスピナーに比べて飛ばしやすいです。ベイトリールでも投げやすいので、渓流ベイトをやっていてスピナーを使うのであれば、エディはかなりオススメです。

・ウエイト部分のアピール度が高い

一般的なスピナーに比べてウエイト部分の面積が大きいので、カラーリングによる魚へのアピールが期待できます。
展開しているカラーも魚型を意識した物が多く、普通のスピナーとは違ったラインナップですね。

・フックの方向が固定できる

常に一方向を向いて引けるので、フックの方向を固定化できます。
特にシングルフックにカスタムした場合、フックを上向きにすることで根掛かり防止になるのはありがたいですね。

エディのここが×

・塗装が剥げやすい

ウエイトが鉛で柔らかいためか、岩にヒットさせてしまうと簡単に角が欠けたり塗装が剥げてしまったりします。
買ってそのまま使っていると、割と寿命が短めです。悲しい。。。

・スイベルが付いていない

確かに構造的に糸ヨレしにくいんでしょうが、結束部分はARスピナーみたいにスイベルにして欲しかった…

・カスタム必須

先に挙げた塗装が弱いというのを回避するため、ある程度のカスタムが必須になります。買ってそのままだと、すぐ壊れてしまうので…

エディのカスタム

ダメポイントを解消すべく、エディを買ってきたらカスタムしてあげましょう!

①ウエイトのUVレジンコーティング

塗装がすぐに剥げてしまう問題を解消するため、購入したらすぐにウエイト部分にUVレジンで厚めにコーティングしてあげましょう。
ウレタン塗装のコーティングでは皮膜が薄すぎて衝撃を吸収しきれないので、ここはぜひUVレジンを厚めに塗ってあげてください。
特にエッジの部分は入念に!

②スイベルの取り付け

結束部分にスイベルを付けてあげましょう。こうすると糸ヨレはほとんどしなくなります。

③シングルフック化&フックの方向修正

根掛かりしにくくするため、シングルフックに交換しましょう。
また、シングルフックを取り付けた場合、スプーン用だとフックが横を向いてしまうため、スプリットリングを1つ追加してフックを上向きにしてやるか、ミノー用のフックを使用します。こうすることでさらに根掛かり回避性能アップ!

ちょっと面倒なんですが、手間をかけるに値するほど釣れるルアーだと思っています。

活躍するシチュエーションは多くないかもしれませんが、1個ぐらいはタックルボックスに忍ばせておいてもいいんじゃないかと思います。

それはそうと、売っているお店をほとんど見ないんですよね…それが最大の弱点か…

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